Docker for Mac bata(1.12)とpowが共存出来ない
Docker for Mac bataがリリースされ、早速インストールしてみました。
アプリケーションディレクトリに入れて、このアイコンをダブルクリックするだけで
Dockerの環境が自動的に構築されるようです。
メニューバーにはDockerのアイコンが表示されるようになります。
1.11以前にDocker ToolboxでDockerを使っていた場合、この初回の起動時に
既存環境を新しい環境で使えるように変換が行われます。(yesにした場合)
今回は、全く新しい環境にインストールをしているので
変換も何もなく、すぐにインストールが終わりました。
変換した場合には、既存環境に応じて、それなりのディスク消費があるので
ディスクの空きが少ない場合は要注意です。
さて、Dockerの環境としては、まだこれから試してみる事はたくさんありそうですが
ここで出てきた問題が、タイトルの通り
powと相性が悪そう、という点です。
powは、Rackサーバで、ローカルでバーチャルホストを提供します。
なので、test-appというプロジェクトであれば、http://test-app.devでアクセスができるようになりますが
test-app.devは127.0.0.1になるので、localhostです。
一方、Docker for Macもポートを80番で指定してコンテナを起動したりすると
http://localhost/でアクセスができるようになります。
Docker for Macは、今までのDocker toolboxとは違い
Mac上でネイティブにハイパーバイザーを使って環境を構築しているようです。
ですので、標準の設定のままだと、これらが衝突し、Dockerのコンテナにアクセスできない、といった状況が発生します。
自分でもこのあたりが今出来る設定で回避可能なのかどうかは、調査中ではありますが
覚書として書いてみました。
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