Redis Desktop Manager(rdm)をソースからビルドしよう(mac版)
ちょっと前、Redis Desktop Manager(rdm)はオープンソースで、バイナリも無料で配布されていました。 今は、有料プランになってしまいました。
Contributorプランがあるのは面白いですね。 プルリクエストを送って、マージされたら1年間使えるということのようです。
課金しても良いんですが エンジニア、せっかくなのでコントリビュートすることを目指して まずはビルドできる環境を作ってみましょう。
まずは公式のBuild from sourceを参照します。
http://docs.redisdesktop.com/en/latest/install/#build-from-source
手順が実に短いですね
上から順番に実行してみましょう。
0. Get source code
git clone --recursive https://github.com/uglide/RedisDesktopManager.git -b 0.9 rdm && cd ./rdm
1. Xcodeをインストール
App Storeでインストールします
2. HomeBrewをインストール
3. plistファイルをexampleからコピー
cd ./src && cp ./resources/Info.plist.sample ./resources/Info.plist
4. openssl cmake をインストール
brew install openssl cmake
5. configureの実行
./configure
※XcodeとかMac OSのバージョンが新しい場合にエラー時があります。そのときは、下部のTipsを参照
6. Qtをインストール
https://www.qt.io/download#section-2
7. Qt Creatorで./src/rdm.proを開く
Open Projectで、rdm/src/rdm.proを選択して開きます。
ビルド設定をリリースにします。
8. ビルド&実行
実行ボタンを押します。
これでRedis Desktop Manager(rdm)が起動すると思います。
Tips
Qtをbrewでインストールするには
公式を見ると、Qtはオンラインインストーラでインストールするようになっていますが brewでインストールする方法もあります。
brew install qt brew cask install qt-creator
Brew インストールした後に、Qt Creatorのプロジェクトで”Manage Kits"をクリックします。
キットの追加ボタンで
このような感じに設定します。 Qtバージョンは、選択肢がない場合は”管理”をクリックしてbrewでインストールしたqtのパス(qmakeのパス)を選択します。 brewでインストールしたqtのパスは
/usr/local/Cellar/qt/5.12.0/bin/qmake
こんなかんじになります。
インストールされたバージョンによって5.12.0の部分は変わります。
./configureの時にエラーが出る
/Users/gen/products/rdm/3rdparty/gbreakpad/src/client/mac/sender/Breakpad.xib:global: error: Compiling for earlier than macOS 10.6 is no longer supported.
みたいなエラーが出た場合
/Users/gen/products/rdm/3rdparty/gbreakpad/src/client/mac/sender/Breakpad.xib
をXcodeで開いて、Builds forを修正します。
保存してXCodeを閉じます。
再度
./configure
を実行します。