RVMをセットアップする
Rubyは、リファレンス実装でC言語によるRuby(CRuby)や、Javaでの実装のJRuby、.NETのIronRubyなど、多くの実装があります。
これを一つ一つ環境構築してたら、大変なので
RVMというRubyの管理ツールをインストールしてみます。
これで出来る事は
Rubyのバージョンを切り替える
CRubyからJRubyに切り替える
gemのセットを作って切り替える
など
お手軽に入れるには、Ubuntuなどのユーザ領域にRVMをインストールする
ということで、インストールして見ます。
まずは本家のサイトを見ます。
rvmを実行するには、必ず必要になるコマンド類をインストールします。
[shell]apt-get install git curl patch[/shell]
RVMのインストールスクリプトをダウンロード&実行します
[shell]curl -L https://get.rvm.io | bash -s stable[/shell]
これで、安定版がインストールされました。
ターミナルに再ログイン後
rvmとやって、コマンド一覧が出たら成功です。
rvmで管理出来るRubyの一覧を見てみます。
rvm list known
CRuby 1.9.3を入れてみます。
※CRubyをインストールする時は、Ubuntuの場合だと、必要なパッケージ、コマンド類がありますので、それをあらかじめ入れておきます。
Additional Dependencies:
# For Ruby / Ruby HEAD (MRI, Rubinius, & REE), install the following:
ruby: /usr/bin/apt-get install build-essential openssl libreadline6 libreadline6-dev curl git-core zlib1g zlib1g-dev libssl-dev libyaml-dev libsqlite3-dev sqlite3 libxml2-dev libxslt-dev autoconf libc6-dev ncurses-dev automake libtool bison subversion pkg-config
rvm install 1.9.3
続いて、1.8.7もインストールして見ます。
rvm install 1.8.7
これで、二つのバージョンがインストールされました。
rvm list
とやると、インストールされているRubyが一覧表示されます。
現在は、デフォルトでカレントが1.9,3になっていると思います。
ruby -v
ruby 1.9.3p327 (2012-11-10 revision 37606) [i686-linux]
ruby 1.8.7を使いたい時は
rvm use 1.8.7
とやれば、切り替えることが出来ます。
ruby -v
ruby 1.8.7 (2012-10-12 patchlevel 371) [i686-linux]