
Windows 8/8.1でWi-Fiプロファイルを作成・削除する方法【netshコマンド完全解説】
Windows 7 以前では「ワイヤレスネットワークの管理」という GUIツールでWi-Fiプロファイル(接続設定)を簡単に管理できていました。ところが Windows 8 からこの機能が廃止され、コマンドプロンプトで操作する必要があります。
「どうやってプロファイルを削除すればいい?」「古い接続設定が残っていて邪魔」と感じている方のために、本記事では netsh wlan コマンドを使ったWi-Fiプロファイルの作成・一覧表示・削除・パスワード確認の手順を具体的に解説します。

この記事で解決できること
- ✅ Windows 8/8.1 でWi-Fiプロファイルを一覧表示する方法
- ✅ 不要なWi-Fiプロファイルをコマンドで削除する方法
- ✅ XMLファイルからWi-Fiプロファイルを作成・追加する方法
- ✅ 保存済みWi-Fiのパスワード(セキュリティキー)を確認する方法
動作確認環境: Windows 8 / Windows 8.1 / コマンドプロンプト(管理者権限推奨)
Windows 7 と Windows 8 の違い
Windows 7 までは「コントロールパネル → ネットワークと共有センター → ワイヤレスネットワークの管理」からGUIでプロファイルを管理できました。
Windows 8 ではこのGUI機能が廃止されました。代わりに コマンドプロンプトの netsh wlan コマンド でプロファイルを管理します。最初はとっつきにくく感じますが、慣れると作業が早くなります。
コマンドプロンプトの起動方法
netsh wlan コマンドはコマンドプロンプトから実行します。一部の操作(全ユーザー向けプロファイルの追加・削除)は管理者権限が必要です。
管理者権限でコマンドプロンプトを開く手順:
- スタート画面またはデスクトップで「Windows キー + X」を押す
- 表示されるメニューから「コマンド プロンプト (管理者)」を選択
- ユーザーアカウント制御 (UAC) の確認が出たら「はい」をクリック

Wi-Fiプロファイルの一覧を表示する
まず現在保存されているWi-Fiプロファイルの一覧を確認しましょう。
netsh wlan show profiles
実行例:
インターフェイス Wi-Fi のプロファイル:
グループ ポリシー プロファイル (読み取り専用)
-----------------------------------------------
<なし>
ユーザー プロファイル
---------------------
すべてのユーザーのプロファイル : HomeWifi
すべてのユーザーのプロファイル : OfficeNetwork
すべてのユーザーのプロファイル : CafeHotspot
表示された名前(HomeWifi など)が各プロファイルの名前です。削除や詳細確認の際にこの名前を使います。
特定のインターフェイスのみ表示したい場合:
netsh wlan show profiles interface="Wi-Fi"
Wi-Fiプロファイルを削除する
不要になったWi-Fiプロファイル(古いアクセスポイントの設定など)を削除するには以下のコマンドを使います。
netsh wlan delete profile name="プロファイル名"
コマンドのパラメーター:
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
name |
削除するプロファイルの名前(必須) |
interface |
インターフェイス名(省略可、省略時は全インターフェイスが対象) |
使用例 — “CafeHotspot" を削除する場合:
netsh wlan delete profile name="CafeHotspot"
実行結果:
インターフェイス "Wi-Fi" からプロファイル "CafeHotspot" が削除されました。
特定のインターフェイスから削除する場合:
netsh wlan delete profile name="CafeHotspot" interface="Wi-Fi"
注意: プロファイルを削除すると、そのWi-Fiへの自動接続設定とパスワードが消去されます。再接続する際はパスワードの再入力が必要になります。

Wi-Fiプロファイルを追加(作成)する
新しいWi-FiプロファイルをXMLファイルから追加するコマンドです。
netsh wlan add profile filename="XMLファイルのパス" [interface="インターフェイス名"] [user=all|current]
コマンドのパラメーター:
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
filename |
プロファイルのXMLファイルパス(必須) |
interface |
インターフェイス名(省略可) |
user |
all(全ユーザー)または current(現在のユーザーのみ)。省略時は all |
使用例:
netsh wlan add profile filename="C:\wifi_profile.xml" user=all
Wi-FiプロファイルのXMLファイル形式
XMLファイルは既存のプロファイルからエクスポートするか、以下の形式を参考に作成します。
既存プロファイルをXMLとしてエクスポートする:
netsh wlan export profile name="HomeWifi" folder="C:\Backup"
これで C:\Backup フォルダに Wi-Fi-HomeWifi.xml が作成されます。このXMLを別のPCに持っていき add profile コマンドでインポートすることで、設定をそのまま移行できます。

保存済みWi-Fiのパスワードを確認する
うっかりパスワードを忘れてしまったWi-Fiのセキュリティキー(パスワード)を確認できます。
netsh wlan show profile name="プロファイル名" key=clear
使用例:
netsh wlan show profile name="HomeWifi" key=clear
実行結果の抜粋:
プロファイル HomeWifi の情報
-----------------------------------------------------------------------
バージョン : 1
種類 : ワイヤレス LAN
名前 : HomeWifi
コントロール オプション :
接続モード : 自動接続
...
セキュリティの設定
認証 : WPA2-パーソナル
暗号化 : CCMP
セキュリティ キー : あり
キーの内容 : mypassword123
キーの内容 の行に平文のパスワードが表示されます。
注意:
key=clearを付けないとパスワードは非表示になります。パスワードの内容が表示されるため、他人に見られない場所で実行してください。
よく使うnetsh wlanコマンド一覧
| 操作 | コマンド |
|---|---|
| プロファイル一覧 | netsh wlan show profiles |
| プロファイル詳細 | netsh wlan show profile name="名前" |
| パスワード表示 | netsh wlan show profile name="名前" key=clear |
| プロファイル削除 | netsh wlan delete profile name="名前" |
| プロファイル追加 | netsh wlan add profile filename="パス" |
| プロファイルエクスポート | netsh wlan export profile name="名前" folder="フォルダ" |
| 接続済みWi-Fi情報 | netsh wlan show interfaces |
| 利用可能なWi-Fi | netsh wlan show networks |
トラブルシューティング
「指定されたプロファイル名が見つかりません」と表示される
プロファイル名が一致していない場合に表示されるエラーです。netsh wlan show profiles で正確なプロファイル名を確認してから再実行してください。プロファイル名は大文字・小文字・スペースまで完全一致が必要です。
「アクセスが拒否されました」と表示される
全ユーザー向けプロファイルの操作には管理者権限が必要です。コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し直してください。
コマンドが見つからないと言われる
netsh はWindowsの標準コマンドです。システムのPATHが正しく設定されていれば使用できます。C:\Windows\System32\netsh.exe を直接実行してみてください。
まとめ
Windows 8/8.1 ではGUIのワイヤレスネットワーク管理ツールが廃止されましたが、netsh wlan コマンドで同等以上の操作が可能です。
- プロファイル一覧:
netsh wlan show profiles - プロファイル削除:
netsh wlan delete profile name="名前" - プロファイル追加:
netsh wlan add profile filename="XMLパス" - パスワード確認:
netsh wlan show profile name="名前" key=clear
一度コマンドを覚えてしまえば、GUIよりも素早く操作できます。不要な接続設定が増えてきたときや、新しいPCにWi-Fi設定を移行したいときに活用してください。



